[JSSST]

日本ソフトウェア科学会

Japan Society for Software Science and Technology (JSSST)

ネットワークが創発する知能研究会

Special Interest Group on Emergent Intelligence on Network (SIG-EIN)


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新着情報
更新2020年1月4日

主査/幹事

プログラム委員
更新2014年8月23日

PCメンバーOnly
更新2011年9月6日

トピック †

第16回ネットワーク生態学シンポジウム(2020年3月2日(月)-3日(火)の2日間)を 情報処理学会ネットワーク生態学研究会と共催いたします.場所は静岡県浜松市の浜名湖にある舘山寺サゴーロイヤルホテルを予定しております. 論文投稿ご検討下さい.


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1. 趣旨 †

スケールフリーネットワークやスモールワールドなど、ネットワーク構造がそ れを構成する要素間の協調に大きく影響していることが分かってきた。本研究 会では、ネットワークダイナミクスに着目し、その特徴や構造発生のしくみを 解き明かすとともに、スモールワールドなど様々なネットワークの特徴を積極 的に工学的に利用するための方法論を確立することを目指す。

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2. 概要 †

背景

近年、自然界に存在するネットワークから人工的に組織されたネットワークに 至る様々なネットワークがスケールフリー構造を有していることが分かってき た。これは、ネットワークの構造がスケールフリーであることが何らかの意味 でそのネットワークにとって好ましいということを意味している。例えば、マ ルチエージェント協調問題において、各エージェントの構造が同じであっても、 エージェント間にて構成するネットワーク構造がスケールフリーであることに よって、階層構造では発現しないような知的協調効果が創発されるとすれば、 まさに「ネットワークが知能を創発させている」と言える。

一方、集合知や群知能、Swarm-madeアーキテクチャのように、多数の低機能自 律主体の行動から創発する全体的知能に関する研究も盛んであり、これらの研 究分野においても、各要素が形成するネットワーク構造は重要な意味がある。

興味深いのは、スケールフリーなどのネットワーク構造に着目しているのが、 コンピュータネットワークや社会学などに携わる研究者だけでなく、物理、化 学、生物、薬学など様々な分野の研究者であることである。例えば、コンピュー タネットワークでの解析手法が、化学反応ネットワーク解析に利用できる可能 性などが考えられ、また、異分野間に共通する根本的な原理が発見される可能 性も考えられる。

本研究会は、このような「ネットワークダイナミクス、ネットワークが創発す る知能」をキーワードとして、日本ソフトウェア科学会が中心となり、コンピュー タサイエンス、物理、化学、生物、経済、社会学など様々な分野の研究者の交 流の場を提供、当分野の世界における高いアクティビティを発揮するとともに、 国内研究者の裾野を広げることを目指す。

キーワード

・スケールフリーネットワーク
・スモールワールド
・集合知
・集合学習
・ネットワーク系マルチエージェント
・自己組織化および創発モデル
・Swarm-madeアーキテクチャ
・Webダイナミクス
・Web構造マイニング
・知識ネットワーク
・ネットワーク認知
・ソーシャルキャピタル
・ソーシャルネットワーク
・ネットワーク外部性
・空間経済
・ネットワーク上でのゲーム
・複雑系

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3. 活動 †

・年2回のワークショップの開催: 完成の高い論文発表を主体とするワークショップと、新規パラダイムの提案や、未完成であるものの興味深い結果の報告など、議論を主体とするワークショップ


添付ファイル: filehead2.jpg 1159件 [詳細] fileimage2012.jpg 984件 [詳細]

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Last-modified: 2020-01-04 (土) 15:37:00 (419d)
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