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日本ソフトウェア科学会

Japan Society for Software Science and Technology (JSSST)

ネットワークが創発する知能研究会

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更新2020年1月4日

主査/幹事

プログラム委員
更新2014年8月23日

PCメンバーOnly
更新2011年9月6日

論文番号: 05004 †

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最適エージェント選択戦略による系の実行効率と構造について †

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概要: †

インターネットやそこで行われる電子商取引などでは、負荷分散のために複数のサーバーが配置され、クライアントは適切なサーバに接続するのが望ましい。しかし、インターネットではグローバルな情報はないので、個々のクライアント(あるいはプロキシー)の観点から自律的に最適と推測するサーバを選択しなくてはならない。本論文では、サーバーやクライアントを知的な自律エージェントと考え、それらが個別にあるいは協調しながら自己の観点から最適なサーバを判定したときに、全体の効率とエージェントネットワークの構造がどう変わるかを調べる。シミュレーションによる実験を通して、タスクの頻度(アクセス頻度)による構造の変化、各エージェントの学習や近隣との協調による効率の変化を議論する。

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キーワード: †

マルチエージェントシステム シミュレーション 負荷分散 インターネット 組織

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査読表明: †

  • 【相馬, 2005-08-17 (水) 09:14:39】査読します。
  • 【舘, 2005-08-16 (火) 20:36:40】査読します。
  • 【苑田, 2005-08-18 (木) 12:05:46】査読します
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査読結果:【氏名,日時】をヘッダーに付けて,下に書き足してください. †

【相馬,2005-08-20 (土) 11:58:55】

  • 論文の主張に対するコメント
    • 意味のある重要な研究だと思います。今後、インターネットの渋滞や、アドホックネットワークなどに拡張し、さらに興味深い研究に発展していくことを期待します。しかし、本研究のシミュレーション結果は、サーバ数、クライアント数、サーバ数とクライアント数の比、サーバの処理能力などのパラメータに依存しているので、これらの量を変えた場合に、どのように結果が変わるのか?といったことも検証する必要があると思います。また、ベキ分布でフィットする箇所の議論は、総じて安易だと思います。もう少し統計学的に検証を行った方がよいのではないでしょうか?
  • 発表において議論したい内容
    • 特になし
  • 論文の記述における疑問点など
    • p.2,サーバとクライアントの数をそのように設定した理由
    • p.3,左5行目:(P1)で90%とした理由
    • p.3,左10行目:確率分布の関数型を(E1)のようにした理由
    • p.3,左14行目:k=3とした理由
    • p.3,図1の上4行目:「理論上の系全体の処理能力よりは...」とありますが、ここで述べている全ての量に対して、理論値が求まるのでしょうか?
    • p.5,左,下から11行目:(P3)で1%とした理由
    • p.6,左1行目:「サーバーの能力の分布を考えると、指数分布であることは自然であるが」とあります。2ページで説明されているように、サーバーの能力の分布はランダムであったはずです。ランダムな能力分布から指数分布をどのように説明するのでしょうか?
  • 論文をよくするためのポイント
    • 文章の表現に関して
      • p.2,左7行目:「データ」→「サーバ」
      • p.2,右5行目〜8行目:多くの読者は、この部分の記述から、mは整数だと判断すると思われます。しかし、後の議論で、mは実数になり得ることがわかります。したがって、この時点で、mは実数にもなり得ること。また、確率的にm個のエージェントにタスクが与えられることを明記した方が良いと思います
      • p.3,左13行目:「...重要でなことを...」→「...重要なことを...」
      • p.5,左20行目:多くの読者は、「効率の変化図を見ると...」の記述の箇所で、その図をさがしてしまうと思います。なので、「ここでは詳述しないが、収束性は若干早まる」というように記述してはどうでしょうか
      • p.5,4.2節のタイトルを「近隣エージェントによる組織レベルの協調(実験3)」としてはどうでしょうか
      • p.7,4.3節のタイトルを「冪分布の変化と指数分布との境界(実験4、5)」としてはどうでしょうか
      • p.7,右24行目:「最大次数のサーバはが...」→「最大次数のサーバーは...」
    • 図や表に関して
      • 図1、図4:図で用いる色や形を統一した方が良いと思われます
      • 図2、図3、図5:次数分布として指数分布だと主張する場合、両対数グラフと併せて片対数グラフ(縦軸のみ対数)にもプロットした方が解りやすいです。片対数グラフで分布が直線でフィットできる場合は指数分布
      • 図1、図4、表1、表2で「通信時間」と記述していますが、本文では「通信コスト」と記述していることの方が多いようです。p2でどちらも同じことが触れられていますが、できるだけ統一した方が良いと思います
    • 構成に関して
      • 図3(6ページ)よりも図4(5ページ)の方が早く出てきてしまうことに、違和感を覚えます

【舘,2005-08-25 (木) 01:11:58】

  • 論文の主張に対するコメント
  • 発表において議論したい内容
  • 論文の記述における疑問点など
  • 論文をよくするためのポイント
    • 文章の表現について
      • p.2,右,下から7行目:「どが適切」→「どれが適切」
      • p.5,左4.2節3行目:「待ちを強要されこと」→「待ちを強要されること」
      • p.8,左9行目:「少ない(平常時?)に」→例えば、「少ない(平常?)時に」

【苑田,2005-08-26 (金) 00:37:33】

  • 論文の主張に対するコメント
    • 近隣の情報のみをもとに、系全体の効率化を図るという命題は、 現実社会にも受け入れられる戦術ではないかと感じます。
  • 発表において議論したい内容
    • 本論文で主張されている戦略は、例えばgrid computingにおける負荷分散と効率化の課題にも応用ができるのではないかと感じました。その辺についての展開の可能性についてご意見を伺いたいと思います。
  • 論文の記述における疑問点など
  • 論文をよくするためのポイント
    • 2の「エージェントシミュレーション」の冒頭で出てくる「トーラスの位相構造を導入した」理由がどこにも書かれていませんが、その理由とこの構造をとる事が理論の構築にどのように関係してくるのかを説明いただけると助かります。
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著者に連絡する査読結果: †

  • 論文の主張に対するコメント
    • ...
      • ...
  • 発表において議論したい内容
  • 論文の記述における疑問点など
  • 論文をよくするためのポイント

添付ファイル: file05004.pdf 173件 [詳細]

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