***論文番号: 05005[#z95a7228] **スケールフリーネットワークにおける協調の進化と崩壊 [#t52a343b] ***概要: [#ne8f6d1b] 本論文の目的は、繰り返しのジレンマゲームの対戦相手の構造にスケールフリーネットワークを用い、協調関係のメカニズムについて論じることである。スケールフリーネットワークにおける協調の崩壊は、ネットワークの中心となる寛容なエージェントが搾取されることで生じるという観察結果を得ている。これは、現実社会における中心人物が、厳格である必要があることを示唆する。 ***キーワード: [#wc9ec3df] scale-free network, cooperation, Iterated Prisoner’s Dilemma, agent-based approach [[論文ダウンロード:http://www.ai.sanken.osaka-u.ac.jp/ein/wein2005-papers/05005.pdf]] ***査読表明: [#abec1b87] - 【栗原 聡, 2005-08-11 (木) 12:12:55】 - 【秋山 英三,2005-08-12 (金) 11:37:56】 - 【海蔵寺 大成,2005-08-20 (日) 11:48:48】 ***査読結果:【氏名,日時】をヘッダーに付けて,下に書き足してください. [#c398c96b] 【栗原,19:40:28】~ - 論文の主張に対するコメント - 発表において議論したい内容 - 論文の記述における疑問点など --結論として,SFでHUBが厳格である場合は,格子モデルよりも優位であったのでしょうか? - 論文をよくするためのポイント 【氏名,日時】~ 【海蔵寺,25日1:05】~ - 論文の主張に対するコメント -- ... -- 興味あるシュミレーションだと思いますが、エージェントの寛容さがネットワークにおいて何を意味するのかいまひとつ掴めませんでした。 --- ... - 発表において議論したい内容 - 論文の記述における疑問点など - 論文をよくするためのポイント 【氏名,日時】~ 【秋山,2005-08-25 (木) 19:14:01】~ - 論文の主張に対するコメント -- ... --- ... - 発表において議論したい内容 - 論文の記述における疑問点など --たくさんの人につながっているハブの人の寛容度が上がると、裏切り者の進入→社会の協力度の低下、となるのは必然なので、むしろ、&br;''「ハブの人の寛容度の上昇」以外が協調の崩壊を招かない''&br; ということを示した方が、本稿の主張をより強調することができるかもしれません。 - 論文をよくするためのポイント --図がグレーの背景で見にくいので、見やすくした方がいいと思います。 --多少設定が違いますが、Abramson and Kuperman, Social games in a social network, Physical Review E 63, (2001). がネットワーク構造が囚人ジレンマに及ぼす影響について(簡単な戦略で)調べているので、比較・議論されると良いかと思います。 ***著者に連絡する査読結果: [#cc591228] 【査読者A】~ - 論文の記述における疑問点など --結論として,SFでHUBが厳格である場合は,格子モデルよりも優位であったのでしょうか? 【査読者B】~ - 論文の主張に対するコメント -- ... --- ... - 発表において議論したい内容 - 論文の記述における疑問点など -- 興味あるシュミレーションだと思いますが、エージェントの寛容さがネットワークにおいて何を意味するのかいまひとつ掴めませんでした。 【査読者C】~ - 論文の主張に対するコメント --たくさんの人につながっているハブの人の寛容度が上がると、裏切り者の進入→社会の協力度の低下、となるのは必然なので、むしろ、&br;''「ハブの人の寛容度の上昇」以外が協調の崩壊を招かない''&br; ということを示した方が、本稿の主張をより強調することができるかもしれません。 - 論文をよくするためのポイント --図がグレーの背景で見にくいので、見やすくした方がいいと思います。 --多少設定が違いますが、Abramson and Kuperman, Social games in a social network, Physical Review E 63, (2001). がネットワーク構造が囚人ジレンマに及ぼす影響について(簡単な戦略で)調べているので、比較・議論されると良いかと思います。