インターネットやそこで行われる電子商取引などでは、負荷分散のために複数のサーバーが配置され、クライアントは適切なサーバに接続するのが望ましい。しかし、インターネットではグローバルな情報はないので、個々のクライアント(あるいはプロキシー)の観点から自律的に最適と推測するサーバを選択しなくてはならない。本論文では、サーバーやクライアントを知的な自律エージェントと考え、それらが個別にあるいは協調しながら自己の観点から最適なサーバを判定したときに、全体の効率とエージェントネットワークの構造がどう変わるかを調べる。シミュレーションによる実験を通して、タスクの頻度(アクセス頻度)による構造の変化、各エージェントの学習や近隣との協調による効率の変化を議論する。
マルチエージェントシステム シミュレーション 負荷分散 インターネット 組織
【相馬,2005-08-20 (土) 11:58:55】
【舘,2005-08-25 (木) 01:11:58】
【氏名,日時】